お遍路情報 四国八十八ヶ所をお遍路で巡るのに必要な情報を提供します。   装備は極力少なくし、自分に必要なものだけを。http://ohenro.info
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◆巡拝用品
◆歩行・日用品

・地図
・ガイドブック
・水溶性ペーパー
・コンパス
・筆記具
・携帯電話・充電器
・小銭入れ
・ヘッドランプ・予備電池
・ペットボトル
・伸縮ストック
◆キャリアー
◆衣類
◆ユーティリティ
◆キャンプ用品
◆その他
 
歩行・日用品

地図四国遍路ひとり歩き同行二人 解説編・地図編
へんろみち保存協力会編「四国遍路ひとり歩き同行二人」[地図編]に尽きます。他の地図を何冊集めても、この地図の情報量には及びません。ただし、一般書店では、通常おいていないので、取り寄せる必要があります。1番札所にはおいていますが、時によって品切れになることもありますので、事前計画を立てるためにも、思い立ったら、最初に取り寄せて入手しておきたいものです。
問い合わせ先 へんろみち保存協力会
http://www.manekineko.ne.jp/hatsuo/annai.html
 TEL 089-952-3820

ガイドブック
このサイトでは、各札所、霊場の由緒来歴や観光案内などについては触れません。その様なことを知っておくのは良いことと思いますので、事前に何らかのガイドブックを購入されるのは、必要だと思います。ただし、お遍路中も持ち歩くつもりなら、出来るだけ軽くてコンパクトなものを選びましょう。内容は、ボリュームに比例して情報量が多少するものの、基本的に同じ事を並べているので、数冊買っても、ほとんどが重複するだけです。また、「お遍路の始め方」や「結願するために」のような本も多数出ていますが、それらの内容は、その著者の経験談が中心です。経験者に精神的連帯感を持つには良いでしょうが、著者とあなたでは、行動する季節も、その時の気象も、過去の経験も体力・技術も、すべて違うのです。故に、普遍的なガイドにはなり得ません。「ふーん、この人の時は、こうだったんだ。」というだけのことです。回り終えてから読んで、自分の時と比較して、思い出を新たにする方が、事前に読んで不要な先入観を持つより良いと思います。

水溶性ペーパー
登山用語で「キジ撃ち」(女性の場合はお花摘み)といいます。屋外排泄行動のことです。各札所や途中の道には、いくらでもトイレを見つけられますが、中には山道や、海辺の長い国道などで、催したときに近くにないケースに出くわすこともあります。その様なときに、キジを撃つわけですが、この時、ふつうの水洗トイレ用のペーパーでは、土に還るのに長い時間がかかります。お世話になる四国の自然を守るためにも、ペーパーは水溶性のものを選びましょう。各地の生協などで扱っているほか、モンベルでも販売しています。ただし、ケース付きをわざわざ買う必要はなく、詰め替え用(商品コード♯1150102)をコンビニの小さなポリ袋に入れておけばよいでしょう。このロールペーパーを一つ持っておけば、鼻をかむためのティッシュの代わりにも、食後の食器を拭くのにも使えます。ただし、極力、自然の中に放置せず、きちんとゴミ箱に捨てさせてもらわなければならないのは、言うまでもありません。

コンパスシルバコンパス・タイプ3
軽量・オイル制動・透明ベースという条件をクリアし、小さすぎないものというのが目安になります。「シルバコンパス・タイプ3」あたりがこの条件を満たします。遍路道を普通に廻っていれば、あまり使う機会はないものですが、万一のことを考えて、持っておく方がよいと思います。

筆記具
メモをとったり、納め札に名前を書いたりするために必要です。基本的には黒色インクの油性ボールペンが1本あれば間に合います。それよりも、メモ帳の方を吟味すべきです。濡れても大丈夫なような、合成紙を使ったものを選びましょう。少し大きめの文具店に行けば見つかります。

携帯電話 ・充電器
宿の予約を入れたり、緊急連絡を取るために、現代のお遍路さんには必需品になりました。(公衆電話は、どんどん無くなっています。)四国の札所付近や、遍路道上では、今のところauが一番つながりやすいようです。auはGPS関連機能「EZナビウォーク」を持っているので、特に県庁所在地などで、札所以外にも寄り道したいとき(買い物・観光など)に、便利です。買い換えを検討しているのなら、このキャリアがお勧めです。また、充電器を持って行くのはもちろんですが、特に野宿をする人は、必要なときに充電できるとは限らないので、本体電池を新品に交換しておくか、乾電池での充電アダプターを用意しておくと良いでしょう。

小銭入れコインチューブ
普段使う小銭の他に、お遍路の場合は「お賽銭」用に大量の小銭が必要になります。これを同じ小銭入れに入れておくと、いざという時に無かったりしますし、賽銭箱の前で財布からお金を選っている姿も、いかがなものかと思います。お賽銭は別に用意しておきましょう。100円ショップに行けば「コインチューブ」という、半透明樹脂で同じ種類の硬貨を50枚収納できるものがあります。携行のしやすさと残量が分かり易いという面で、これが優れています。なお、両替は、途中の札所で両替してくださるところが結構あります。

ヘッドランプ・予備電池ヘッドランプ
いくら宿泊まりの予定でも、必ず携行するべきです。また、ハンドトーチやクリップライトは、サブであって、メインはやはりヘッドランプになります。最近LED採用のものが増えていますが、夜間の山道などで地形を見なければならないときなどに、波長の関係で、白色LEDの光では見難いことがあります。メインバルブはクリプトン球などの電球がよいでしょう。ヘッドバンドは、頭頂部にもある3本タイプが優れています。電池は、雪山へ行くわけではないので、リチウムを使うものより単3を使うものが入手しやすくて便利です。となると、ポピュラーな商品群の中からの選択とすれば、歩きの人にはペツルの「ミクロ」がベストと言うことになります。自転車の人なら、少々重くなりますが、同じくペツルの「ミオ5」の方が、光の到達距離が長いのでお勧めです。当然の事ながら、トンネル通過時などでヘッドランプを使うときは菅笠を脱ぐわけですが、雨天の夜道などでは、笠を被っておいてランプを手で持つしかないでしょう。その様な状態の時には、速やかに歩くのを止めて、寝場所を探すのが賢明です。
ヘッドランプの他に、たとえばラジオなどの電気製品を持って行く場合は、その使用電池を、たとえば単3などに統一することが必要です。ヘッドランプで消耗した電池でも、ラジオくらいは聴けるので、使い回しが出来て経済的なだけでなく、荷物の軽減や、悩みの軽減という、大きなメリットがあります。

ペットボトル
水筒の代わりです。軽さとコストを考えれば、金属製の水筒は全く不要です。また、最近はザックにハイドレーションシステムが付いているものが増えてきましたが、登山ならともかく、四国遍路では水を補充するところに事欠かないので、通常はペットボトルで十分です。ただし、使い方、というか装着の仕方としては、ザックのウエストベルトなど、すぐに手の届くところにボトルホルダーを固定し、簡単に出し入れできて、 しかも、歩くときにぶらぶらしない状態にすることが大切です。ザックによれば、ウエストベルトやショルダーベルトにメッシュポケットの付いたものもあり、その場合は、それを利用すると良いでしょう。ただし、ザック本体のサイド部分などで、手を伸ばして楽に出し入れできないポケットは使わないようにしましょう。水分の補充は、こまめに少量ずつというのが基本だからです。このボトルホルダーは、100円ショップで手に入ります。ベルトに通せるループの付いたものを選んでください。容量は、季節と、あなたの汗のかき方によりますが、330〜500mlで十分です。コースにもよりますが、ほぼそれが無くなる前に、次の水場か、自動販売機に到着します。テント泊の場合は、これにプラス500mlの予備が必要ですが、通常は空瓶状態でザックに入れておき、夕方に充填すればよいでしょう。

伸縮ストックレキのシェラアンチショックフォトシステム
「金剛杖」のところでも述べましたが、山道などの傾斜のあるところでは、「ノルディック・ウオーキング」の要領で2本杖で歩くのが安全です。登りでは、荷重を上半身にも分散できるので、疲労の度合いがずいぶん軽減されますし、下りでは、膝への負担を軽減して、文字通り「転ばぬ先の杖」となります。ただ、金剛杖を2本もって歩くわけにはいかないので、サブは、この伸縮ストックと言うことになるでしょう。形状は、ステッキ型のT型と、スキーストックのようなI型がありますが、下りで手首を痛めにくいI型がお勧めです。具体的には、レキの「シェラアンチショックフォトシステム」が、持ちやすく、手首への負担も軽く、写真を撮るときには一脚の代わりにもなり、優れています。ただ、縮長でも77cmあり、少し長いのと、重量も340gと、決して軽くないのが難点です。使っているときは気にならないのですが、長距離の平坦な舗装道を歩いているときなど、やはり邪魔に思うことがありました。木工が得意な人なら、自作するという方法もあります。20〜25mmφ×30〜40cmの丸棒を3〜4本、木口に鬼目ナットと両頭ボルトを埋めたものを作り、継いで使うのです。これなら、木の材質にもよりますが、200g程度に収まり、長さも短いので、収納も楽です。
この2本目の杖を持っていれば、野宿派の人も、季節にもよりますが、テントなしで行動できます。先に書いた「ポンチョ」と細引きを組み合わせれば、風雨が厳しくなければ、十分にビバーク可能です。もちろん、自立するテントの方が居住性は快適でしょうが、四国には屋根のある四阿(あずまや)のあるところなど、ビバークポイントも結構多いので、冬以外は何とかなります。最低でも1.2kg以上あるテントを持って歩くことを考えると、十分に検討する価値はあります。野宿と宿泊まりをほぼ半々で廻った石原は、歩き出して3日目に、テントを自宅に送り返しました。

 

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